2020/10/23(金),当・電気電子工学科の客員准教授であるインターステラテクノロジズ(株)の代表取締役である稲川貴大氏を講師として,電気電子工学科の全学年学生を対象とする特別講演会を三橋教授が世話人となって開催しました。
今回は講師,聴講者すべてZoomを使ったオンライン参加での実施です。
テーマは「宇宙開発を取り巻く現状と宇宙ベンチャー企業が求める人材」。
この中で稲川氏は,「学生時代は鳥人間コンテストに出場したり,学生ロケット(ハイブリッドロケット)の開発をサークル活動で行っていた」などのご自身の経歴。
インターステラテクノロジズ(株)のコンセプト「『世界一低価格で,便利なロケット』を開発する。ロケットは宇宙への配送業だと考えている。」
宇宙産業の予測として「IT産業の次に来るのは宇宙産業であり,今はチャンスで,市場規模がこれから増大する。」
インターステラテクノロジズ(株)の現状について,「観測用ロケットMOMOの開発と,超小型衛星打ち上げ用のZEROの開発を行っている。『みんなのロケット』を目指して,オープン化(開発現場や打ち上げの公開)してファンづくりを行っている。」
そしてまた,ベンチャー企業に向いている人として,「手が動く人,自分の頭で考えられる人,得意である専門分野とそれ以外の分野への意欲を保持している人,一発逆転に挑戦したい人」と考える。
など,宇宙へのチャレンジ,宇宙産業の動向と将来ビジョン,ご自身の会社「インターステラテクノロジズ」について,実にリアルで伺っていてワクワク熱い思いが伝わってくる話を語って頂きました。
お話を伺った後の時間には学生たちから,プロジェクトを進めるに当たってのモチベーションについてなど,他ではなかなか聞けないような深くて現実的な質問が次々に出てきて,活発な質疑応答が行われました。
なかなか聞くことのできない貴重なご講演と質疑応答で,学生諸君に取って大変有意義な時間になったことでしょう。
稲川社長,また参加してくれた学生,教員諸氏,ありがとうございました。
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