今年度 2025年4月，当・電気電子工学科では新しく2人の教員スタッフを迎えました。その内のひとり，山口 哲先生を本人によるご挨拶文とともに紹介致します。

　皆さま、はじめまして。今年度より電気電子工学科に着任いたしました山口哲(さとし)と申します。北海道で生まれ、札幌育ちです。私は道内の大学院工学研究科修士課程を修了後、フラッシュメモリ製造を手掛ける半導体工場にて、エンジニアとして5年間勤めました。しかし、当時の不況の影響を受けてその工場は倒産し、その後ご縁があり医学系研究科の博士課程に進学しました。そこで放射線医療機器に関する専門知識を習得し、博士号を取得いたしました。以前の職場では医科大学において、放射線物理を専門とする教員兼技術者として約10年間勤務しておりました。

　異色の経歴を持つ私ですが、学科長をはじめ先生方から温かい歓迎をいただき、大変感謝しております。私はこれまでSiフォトダイオードを放射線センサーとして活用した、主に医療分野向けのアプリケーション研究開発に携わってまいりましたが、今後は特定の分野にとどまらず、幅広い領域での活動を目指したいと考えております。また、久しぶりの札幌での生活に胸を躍らせつつ、家族共々道内旅行を楽しみにしております。

　まだまだ至らぬ点も多くございますが、何卒よろしくお願い申し上げます。